新春座談会 このコンピュータ書がすごい 2017年版 の個人的なメモ
今回で9回目らしいです。
本については気になったものをピックアップ。本の説明についての引用は高橋さんや出版社さんが説明された内容(を大雑把にメモしたもの)。
今回も高橋さんは大量の本を紹介されていました。どうやってあれほど紹介できるようになるのやら、毎年驚きとともに感謝しています。
高橋さんと少しお話させていただいたのですが、守備範囲が広いですね。
ちなみに本のタイトルを書いたものは、気になった本=自分は読んでいない本、ということで今後読みたいメモです。
2016年のトピック::機械学習、人工知能
2016年に本がたくさん出て、たくさん売れている。
エンジニア向けというよりも一般書的なところでもたくさん本がでた。
詳しい本はデータサイエンスや数学的なところの知識が必要な内容のものも多い。
コードを扱うようなものについては、Pythonで書かれているものが多い。
応用みたいな話でチャットボットの本も出ている。
『機械学習プロフェッショナル』
ウェブデータの機械学習 (機械学習プロフェッショナルシリーズ)
- 作者: ダヌシカ・ボレガラ,岡崎直観,前原貴憲
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/08/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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http://www.kspub.co.jp/book/series/S043.html
基礎的な内容、応用的な内容、がシリーズの中に混在している。
ウェブ絡みの人なら、ウェブデータの機械学習を読んで見る、みたいなことをおすすめ。
ピックアップして読んでみたい。
『機械学習入門』
- 作者: 大関真之
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2016/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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コードやプログラムがでてこないで、(機械学習の)概念を理解していく本。
わかりやすい、ということで概念を学べるようなので、全く詳しくない自分的には機械学習の事始めに読みたい。
『ゼロから作る Deep Learning』
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
- 作者: 斎藤康毅
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2016/09/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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9月に発売して1月に重版。5万部。
Pythonコードを使ってコードを書いていくということなので、上の『機械学習入門』を読んだ次に、手を動かしてみたら、いい感じに機械学習関連のプログラミングを覚えていけるかも。
2016年のトピック::Python
プログラミング言語Pythonの本が多く出た。機械学習がらみのところも多そう。
2006年から発行されている『みんなのPython』が機械学習のコンテンツも増えてリニューアルされている。
『Pythonからはじめる数学入門』
- 作者: Amit Saha,黒川利明
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2016/05/21
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機械学習関連でPythonを使う、と決めてしまえば、必要になる数学もPythonを使って一緒に勉強してしまうという方法がいいのかもしれない。
2016年のトピック::クラウド・アジャイル・DevOps・CI/CD・マイクロサービス
個人や組織内で足りていなかったスキルなんだけど、クラウドがでてSaaSなどで提供されるものが増えて、導入がすすめやすくなった。
DevOpsの関連でChatOpsなんかも。Slackとかを使ったもの。
クラウド関連では、OpenStackやDockerを扱った本もいくらか出ている。
パブリッククラウドの本としてはAWSとAzureの本が多めに出てるらしい。GCPはどうなんだろう?
『Cloud First Architecture 設計ガイド』
Cloud First Architecture 設計ガイド
- 作者: 鈴木雄介
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/08/25
- メディア: 単行本
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この本をベースに、トピックにしてみました。
特に自分が使っているのはパブリッククラウドで、でも使えているのは一部で、みたいな状態なので、全体的な話を理解するために読んでみるのは面白いかもしれない。
2016年のトピック::フィンテック、ブロックチェーン、仮想通貨
いろんなものが「フィンテック」という言葉でまとめられている。一般向けの読み物も多い。
(このあたりは興味がなさすぎで、すみません。話はちゃんと聞いてました。)
2016年でのランキング(とか)から
2016年の年間ランキングの中で2016年発売の本が入ったのは、『ゼロから作る Deep Learning』のみ。
ランキングについては、ムックなどは覗かれているという話。ランキングのルールは、あれこれ省かれてる、とのこと。
Go言語の本も5冊くらい出ている。
『Selenium実践入門』
Selenium実践入門 ―― 自動化による継続的なブラウザテスト (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 伊藤望,戸田広,沖田邦夫,宮田淳平,長谷川淳,清水直樹,Vishal Banthia
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/02/02
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フロントエンドテストだけでなく、スクレイピングにも使われている。
自分はPhantomJSを頑張ってますが、扱いやすいものに変えていきたい。
『たのしい Ruby 第5版』
- 作者: 高橋征義,後藤裕蔵,まつもとゆきひろ
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: 単行本
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ドラスティックには変えていない。Ruby2で書き直した。
タイミングがだいぶずれてしまいますが、新版おめでとうございます!
新人研修向けの本がどんどん更新されていく。。。
『グラス片手にデータベース設計 販売管理システム編 第2版 』
グラス片手にデータベース設計 販売管理システム編 第2版 (DB Magazine Selection)
- 作者: 梅田弘之
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2016/02/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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販売管理システムについてのデータベース設計に触れている情報がなかなかない。
具体的なケースとして、データベース設計を学べるのは良さそう。販売管理システムというかなりカタイ設計が必要なものを扱っているのもうれしい。
『ブラウザハック』
- 作者: Wade Alcorn,Christian Frichot,Michele Orru,園田道夫,はせがわようすけ,西村宗晃,株式会社プロシステムエルオーシー
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2016/03/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ブラウザの攻撃手法をまとめた本。
これは前から気になっていた本。分厚いし優先順位をガッツリ落としていたけど、そろそろ始めなければ。
同一ドメインポリシーについて攻撃の話とかはちゃんと学んでおいたほうがよさそう。
『現場のインフラ屋が教える インフラエンジニアになるための教科書』
現場のインフラ屋が教える インフラエンジニアになるための教科書
- 作者: 寺尾英作,中村知成,波多野安衣,横田真俊,JPCERT/CC
- 出版社/メーカー: ソシム
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: 単行本
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イマドキのインフラエンジニアになりたい人向け。
目次を見ると、クラウドを混ぜつつインフラのことを説明されているみたいで、個人的には勉強を進めたい。
『まつもとゆきひろ 言語のしくみ』
- 作者: まつもとゆきひろ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/12/22
- メディア: Kindle版
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言語をつくりたい人むけ。言語の設計にはどんな問題があってどう作っていけばいいのか。
自分は言語を作りたい人ではないのですが、興味強めです。
その他個人的に気になる本
『コンピュータシステムの理論と実装』
コンピュータシステムの理論と実装 ―モダンなコンピュータの作り方
- 作者: Noam Nisan,Shimon Schocken,斎藤康毅
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2015/03/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2015年の本ですが。大学で情報工学をやってなかったりして、どうしてもプログラムの裏側が理解できていないことが多いので、勉強に手を付けたい。