VMware Fusion4についてDHCP&ポートフォワードの設定

VMware Fusion 4 プロモーション期間限定優待版

VMware Fusion 4 プロモーション期間限定優待版


Mac OS X Lion向けにいい感じにアップグレードされたVMware Fusion 4。
VMware Fusion 3のDHCPとポートフォワードの設定から、少し変わっていたので、まとめをしておく。
ちなみに、at your own riskで。

設定ファイルの位置が変更された

VMware Fusion 3のときは、以下のディレクトリにnat.confやら、dhcpd.confなどの設定系のファイルがあった

/Library/Application Support/VMware Fusion/

けど、VMware Fusion 4からは、ディレクトリの位置が変更

/Library/Preferences/VMware Fusion/

尚、VMware Fusion3からアップグレードした場合、以前の設定ファイルは全て、.bakファイルとしてバックアップされた状態で移動されている。

DHCPの設定

手始めに、DHCPの設定から。
ポートフォワードをするために、割り当ての固定をしておくと便利なので、ここから。

% vim /Library/Preferences/VMware\ Fusion/vmnet8/dhcpd.conf

今回はポートフォワードの為のリースするIPの固定化をしたいので、lease-timeは置いておいて、

subnet周りは以下の用な感じになっている。

subnet 172.16.158.0 netmask 255.255.255.0 {
  range 172.16.158.128 172.16.158.254;
  option broadcast-address 172.16.158.255;
  option domain-name-servers 172.16.158.2;
  option domain-name localdomain;
  default-lease-time 1800;                # default is 30 minutes
  max-lease-time 7200;                    # default is 2 hours
  option netbios-name-servers 172.16.158.2;
  option routers 172.16.158.2;
}

インストールされた時点でのIPは、172で始まってたり、192で始まってたり、適当なので、好みの番号に設定する場合は、変更が必要。
ただし、172を192にしたりとか変更した場合は、他のファイルも修正する必要がある。
具体的には、以下のファイルが主な影響範囲

/Library/Preferences/VMware Fusion/networking
/Library/Preferences/VMware Fusion/vmnet8/nat.conf

それぞれ、IPアドレスの設定を行なっている行を修正する。

ポートフォワードの設定(NATの設定)

今回はvmnet8にあるnatの設定を変更する。
尚、nat.confをいじるため、仮想環境のネットワークの設定は、NATであることが前提。

% vim /Library/Preferences/VMware\ Fusion/vmnet8/nat.conf

で、incomingtcpの設定を以下のような感じで。
以下の設定の場合、sshは、2222版ポートの場合フォワードして、80版、443版は、そのままポートフォワード!

[incomingtcp]
2222 = 172.16.158.141:22
80 = 172.16.158.141:80
443 = 172.16.158.141:443

設定の反映

VMware Fusion 3のときは、以下のファイルでりスタートすれば反映できた。

/Library/Application Support/VMware Fusion/boot.sh

けど、VMware Fusion 4ではboot.shがなくなったので、仮想イメージ側をシャットダウンして、VMware Fusionを終了して、再起動する必要がある。

逆に言えば、それだけでOK。むしろ手軽になった?